「ね、ねぇ」
「ん?どーしたの?登川さん」
「あ、あのさ・・・」
「・・・?」
「津田くんって、その、幼馴染の美紗ちゃんの事好きなの?」
「好きって言うか、自分の姉的な存在であって、妹のような存在であって・・・」
「そ、それじゃ、前に付き合ってた人っていうのは?」
「もう会えないし連絡取れないし、早く忘れたいよ」
「そ、そっかぁ・・・」
「登川さん?」
「うん?」
「登川さんは、純也君の事、どー思ってるの?」
「純也はホントに兄弟みたいな存在だよ。兄みたいで、弟みたいな」
「そ、そっか・・・」
文化祭の打ち上げで、今地元の遊園地に来ている。遊園地と言っても全然人はいなく、休日の夜だと言うのにカップルなんて殆どいやしない。地元の小学生や中学生、小さい子供連れやオジイチャン、オバアチャンが散歩で来るような場所だ。
そんな遊園地で、文化祭の打ち上げをしている。
お昼から夕方にかけてバーベキューをしたり、釣堀で魚を釣ってきたりして、夕方からは残れる人は残って肝試しをやる事になったのだ。地元じゃちょっとした心霊スポットでもあるしね。
そして今、俺、津田彰吾は登川翔子と脅かす役として、茂みに隠れている。・・・二人っきりで。
こっから思いつかないOTZ
PR